
今回の「うねり」は、レンジ幅のターゲットを、「120pips」に絞った形で開発。EAの起動から「売り」と「買い」で上下120pipsの合計240pipsのレンジ幅で相場が上下している時にその「うねり」を取りにいく。そんな動きである。
では、その上下120pipsを外れた場合はどうなるのか?
その場合、EA起動時レートを基準としたレートから外れたと認識し、「ポジション解消」を最優先に動作。
ナンピンは継続して行い、その幅を一気に広げ、リスク回避モードに入り、かつ、利確幅もグッと下げた形で回避行動をとる。
このようにレンジから外れた場合は一旦ポジションを解消することを優先し、再度初期ロットからスタート。
このため、長期に渡り含み損を抱えるようなことを「極力」排除し勝てるステージで戦うことを前提にしている。
なんと、平均pipsが、マイナスであっても、スワップ、手数料までを計算して損益がプラスであれば回避行動を優先して決済を行う。
イメージとしては、RPGでダンジョンの地下5階までを戦いのステージ(ナンピン5回120pipsの範囲)を得意とし、地下6階以上にはまってしまった場合は、命を最優先にして地上に戻ってきて体制を整える。。。
地上に戻った後はなるべく大きなトレンドが発生していないことを確認し、危ない場合は運用をしばし見送る、、、(これが難しいという声もあるが、、)
そんな、ヒット&アウェイを繰り返すのがこの「うねり」である。
前作の「NKY Nanpin System」では、ローリスクモードでは、レンジ幅に弱く、ハイリスクモードでは相場が一方向に動きすぎたときに、大きな含み損を抱える。。その二者択一であった。
今回の、「うねり」はその弱点を克服すべく進化し、かつ、運用も簡易に行えるようにパラメータの数を極限まで少なくした。
レンジ幅の小さな平穏なときに利益を積み重ね、ここを「主戦場」と割り切った。
戦場外に出てしまったときは、ポジションをクリアーしつつ、損をしない動きをする。
「主戦場」以外は異常事態と認識するのである。
EAを起動したレートが基点となる。
そのため大きなトレンドが発生している場合などは、起動を避けることが懸命である。
無理やりその場に合わせてEAを起動してもリスクを負うだけである。
上下120pipsのレンジのうねりをとりまくる。。。そういう類のEAである。一旦全ポジションが決済されたら、もう一度、相場を見つめなおす。利益は証拠金に回してもよし、出金してストックしておくのもよし。